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タワークレーン・工事用エレベーター点検を「現場で完結」 コスモ機材が「i-Rental 点検」活用して業界をリード

タワークレーン・工事用エレベーター点検を「現場で完結」 コスモ機材が「i-Rental 点検」活用して業界をリード

コスモ機材株式会社(以下、コスモ機材)は、1986年(昭和61年)設立/大阪府岸和田市に設立された、建設機械器具・仮設資機材のリース/販売に加え、タワークレーンや工事用エレベーター等の揚重機リースまで幅広く手がける企業です。拠点は、本社のほか、東京営業所、りんくう機材センター(泉佐野)、千葉機材センター(四街道)を構え、機材の手配から搬入・設置、運用支援までを通じて、現場の安全な立ち上がりと工程の確実な遂行を下支えしています。

首都圏では、東京営業所と千葉機材センターを連携させ、少数精鋭・機動力重視の体制で中小から大手ゼネコンまで幅広いお客さまに対応。メーカーに縛られない提案力を強みに、現場の「あらゆるもの」をレンタルで支える運用を築いています。
今回ご紹介するのは、タワークレーン及び工事用エレベーターの点検業務を「i-Rental 点検」で行う業界初の事例です。導入前に抱えていた課題、導入の経緯と効果について、コスモ機材のお三方にお話を伺いました。
・代表取締役 水橋様
・建築機械部課長/りんくう機材センターセンター長 相馬様
・千葉機材センター主任 須永様

左から水橋様・相馬様・須永様

相馬様・須永様がご担当されている業務を教えてください

相馬様:私はコスモ建築機械部に所属し、りんくう機材センターのセンター長を務めていまして、センター全体の業務の管理を行っております。

須永様:私は千葉機材センターに所属しています。主な業務は、建設現場におけるロングスパンエレベーターの設置、解体、およびそれに伴う点検作業です。また、センター内では、貸出機材の整備などを担当しています。

現在、注力している取り組みを教えてください

水橋様:現在、力を入れているのは、点検表のコメントの記載基準をそろえて質のばらつきをなくし、取引先に対して常に分かりやすい内容に保つことと、それを現場で完結できる運用環境の整備です。
タワークレーンや工事用エレベーターは安全性が最重要なので、写真とメモで点検結果がNGとなった理由とその背景まで記録し、「i-Rental 点検」で点検結果を一元管理して拠点や協力会社とも同じ情報を即時に共有できる状態を整えています。

こうした仕組みを土台に、お客さまのエリアを全国へ広げる取り組みも並行して進めています。特に市場規模の大きい首都圏でのプレゼンス向上を重視し、大阪本社・東京営業所に加えて、千葉センターの活用を進めながら、サービス品質と信頼の基盤を着実に固めています。

DX推進にはどのように取り組まれていますか

水橋様:新しい取り組みの種を持ち込むのは私が多いです。外部から情報を集め、同業他社の状況も確認しつつ、社内で可能性を検討します。社内では、まず相馬に運用設計と段取りを任せ、現場で小さく試すところから始めます。
その際、現場のキーパーソンは案件ごとに異なりますが、今回の検証では須永が担い、試行の結果を踏まえて改善を重ね、手応えが得られればそのまま運用へという形で進めています。DXは業界的にも遅れがちな領域だと自覚しており、だからこそできるところから取り入れてみることを大切にしています。

須永様:「i-Rental 点検」は、相馬からの段取りのもと現場で使い始めました。最初は戸惑いもありましたが、使うほどに写真とメモで証跡が残る価値が分かり、現場監督との合意形成が早いと実感しています。

SORABITOの第一印象を教えてください

水橋様:新しいことに挑戦しているスピード感と柔軟さを感じ、このサービスを試す価値があると直感しました。

相馬様:当時、初回の打ち合わせで「今の機能ではできない」とはっきり言ってくれたのが好印象でした。無理に約束せず、何度か擦り合わせる中で代替案を提案してくれた点が良かったです。結果的に、現場が使い切れる落としどころを一緒に作れたと感じています。

「i-Rental 点検」導入の背景を教えてください

点検結果をその場でスマホに記録し、写真とメモで証跡を残す

水橋様:岸和田の本社と泉佐野にある機材拠点が地理的に離れているため、伝票の所在や写真が撮られたかどうかの確認など、情報が分散してしまうという課題がありました。その課題を「i-Rental 点検」というひとつのツールで解決できるという話を聞き、検討を始めました。

相馬様:点検時に写真を撮るのですが、時間が経つと「あの写真はどこへ?」となることがありました。今は「i-Rental 点検」で一元管理できるため、確認したい情報がすぐに検索できることと、きちんと保管できることの両面でメリットを感じています。
また、導入の前提条件として、出力される点検表への「メモ欄」の実装を求めました。当初はその機能がなく、現場運用に合致しなかったため、不備や是正内容・処置理由をテキストで残せることを具体要件としてお伝えしました。その機能を開発いただいたことで、点検表に出力される結果が○×(まるばつ)だけに留まらず、顧客への説明責任の担保ができると判断し、導入の決断につながりました。

「社外でも使えるかも」という発想は、何かきっかけがあったのでしょうか

水橋様:商談の中で、他社の「i-Rental 点検」の導入事例を伺ったところ、自社の拠点内で点検し社内管理に使うシーンが中心でした。
私たちは社内管理だけでなく、社外/商品の利用場所での活用に踏み出し、現地で点検、モバイルプリンタを使って印刷し、その結果をその場でお客さまに提示し、署名を行い、点検表の引き渡しという、現場で完結する業務の流れを作ろうと考えました。

 

現場で点検表を印刷し、その場でお客様へ提示・引き渡し

現場で運用を完結させることは小さいようで大きく、顧客との合意形成の確度や納得感、説明責任を果たすことでの信頼感、品質の担保に効いてきます。点検表が社外提示に耐える証跡として整うことで、元請企業・現場監督ともその場で合意しやすくなり、再説明や再訪問が減少します。品質・保全部門では、写真とメモの証跡をもとに是正指示や監査対応が迅速になります。さらに、営業・経理は点検表を請求根拠やトラブル予防の資料として活用でき、結果として段取りがスムーズに回るようになります。

電子サインの様子

現場の使い勝手や、導入効果を教えてください

須永様:写真を点検表に添付して証跡として残せることが大きいです。以前は自分のスマホ写真をその場で見せて説明していましたが、書類に残らないため、後日、再確認が必要になることがありました。「i-Rental 点検」導入後は写真を点検表に記録として残せるので、「今回はここを直した」という事実をその場で共有でき、次回以降も確認が速く、やり取りが一段とスムーズになりました。写真が添付できることは業務効率効果として大きいと実感しています。

相馬様:写真・点検表・メモが「i-Rental 点検」でまとまるので、ファイリングの手間が減り、検索性が上がりました。また紙での仕分け・保管も不要になり、運用がすっきりしました。
点検そのものの所要時間は大差ありませんが、保管・共有の負担は確実に減少しています。
須永様:お客さまからは「電子化が一段と進んだね」という声をいただいています。見せる点検表がわかりやすく、信頼感を高め、やり取りがスムーズになっています。コミュニケーションの印象を高める前向きな一手になっていると感じています。

現場定着のため、運用面で工夫したことはありますか

相馬様:初期の操作レクチャーは私が担いました。ベテラン中心の拠点では馴染みに時間がかかる部分もありましたが、今日同席している須永が使いこなしの工夫を積み重ね、現場で業務が完結する文化をつくってくれています。
須永様:当初は、従来のやり方と新しいやり方という、二つの異なる方法を併用しました。その時は混乱もありましたが、「i-Rental 点検」の効果が、お客さまとの合意形成の速さとして返ってくると、使い続ける動機が生まれます。記録が残る安心感は大きいですね。

今後「i-Rental 点検」を活用して、取り組みたいことや展望を教えてください

水橋様:私たちが描いているのは、クレーンや工事用エレベーターの管理をトータルのシステムとして運用できる姿です。そして機体が、いつからいつまでどの現場で使われ、どんな点検が行われたかの履歴が途切れずに連続して残ることを前提に、現在検討中の作業点検表の扱いもその連なりに組み込み、一体で運用できる世界を目指します。

この構想の土台にあるのが、「i-Rental 点検」による点検結果の一元管理と、拠点や協力会社との同一情報の即時共有です。これを基盤として、「機体履歴、点検、作業、証跡、精算」までをひとつながりの業務フローとして設計できます。

さらに、この仕組みは提供エリアの全国展開や、首都圏でのプレゼンス向上を裏側から支えます。どの地域・どの現場でも、その場で完結し、検査品質を再現できることが信頼の標準化につながり、事業のスケールの再現性を高めると考えています。
今後は、作業点検表の本格デジタル化に加え、スケジューリング、アサイン連携、地図と結びついた現場ナビ、そして見積や請求のデータ連動を進め、「i-Rental 点検」を中核に現場から経営までをつなぐトータル運用を実現していきます。

編集後記

検討のきっかけは、「社外で署名をいただいている点検表に使えるかも」という仮説でした。実際に「i-Rental 点検」で運用してみると、点検結果がNGになった背景を写真とコメントで補うことができることと、点検履歴の一元管理が拠点や協力会社の距離をぐっと縮めました。こうした小さな検証を積み上げ、着実に運用へと繋げていく姿勢は、まさに現場から変革を進める力だと感じます。完璧を待たずに「できるかも」を確かめながら形にしていく。コスモ機材のこの前向きさが、業務の常識を着実に進化させていくのだと思います。

 

SORABITOでは、建機レンタル会社それぞれの課題に寄り添い、共に現場のストレスをなくすためのサポートを行っています。「修理点検の抜け漏れを防ぎたい」「請求業務の工数を削減したい」「特定自主検査の工数を削減したい」とお悩みの方は、ぜひお気軽にまでお問い合わせください。

「i-Rental 点検」のお問い合わせはこちら

 

導入企業紹介

社名:コスモ機材 株式会社
代表者:代表取締役 水 橋 大
本社所在地:大阪府岸和田市臨海町10-1
設立:1986年7月
URL:https://cosmokizai.co.jp/

 

「i-Rental 点検」とは

「i-Rental 点検」は、建設機械をはじめとした各種車両の点検表をペーパーレス化するサービスです。本サービスでは、1台の建設機械・車両に対して複数の点検結果、修理結果と写真を一括管理できるほか、点検種類(出庫点検、入庫点検、簡易点検、定期点検など)を任意にカスタマイズできるため、建機レンタル事業における点検業務の実態に即した運用が実現できます。スマートフォンやタブレット、パソコンなど、マルチデバイス対応となっており、整備士だけでなく、点検業務の管理者や貸出業務を担当するフロント担当などの内勤スタッフによる利用、営業担当による外部からのアクセスを可能にするなど、レンタル事業に関わるすべての方に使いやすい環境を提供しています。点検結果の登録作業の効率化、点検履歴検索の効率化のほか、点検・修理情報のリアルタイム共有などに寄与します。

また、2026年1月に法定の「特定自主検査」に対応した新機能を正式にリリース。公益社団法人建設荷役車両安全技術協会の指定様式に準拠した検査表の作成が可能になりました。
従来の「特定自主検査指針」が「特定自主検査基準」へと格上げされ、より厳格な検査実施と記録管理が求められることを背景に、ITの力で企業のコンプライアンス(法令遵守)体制強化と現場の負担軽減を両立させ、現場の安全DXの推進に貢献します。

サービス紹介動画をみる
https://youtu.be/htWkN-Jy8Wo?si=77tXlRzXYduCIOwS

「i-Rental 点検」の詳細はこちら
https://www.sorabito.com/irental-inspection/

 

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